１２Ｖ系直流安定化電源の交流成分

以前スイッチング電源（下表の５と６）をＶＵのＦＭ機に繋いだらスピーカーからノイズ音が出て止まらなかったことから、長年 気になっていた直流中に含まれる微少のＡＣ成分をオシロで確認しました。 厳密に言うとスイッチング電源の交流成分をオシロで精度良く調べることには、かなり問題があるそうですが、ここは大雑把 に傾向を把握することが目的ですのでご愛嬌ということで。 もっとも、その問題以上に、使用したオシロ本体がもう古くてガタが出ていて、10μsの画面には約20μｓごとに２〜３本の 余分なゴーストパルスが出ているようですので、その部分も斟酌のほどを・・・っと。 テストしたどの電源も、２〜１０ｍＶ程度の交流成分を含んでいますが、多分この程度は仕方ないんでしょうね。 シリーズ（トランス）式電源では内包交流の電圧もほぼ一定で安定しています。 でもＮｏ．５，６，７あたりの電源は、内包する交流成分の電圧が一定ではなく、大きく電圧が変動する成分やパルス成分を 含んでおり、やはり受信機などの精密機器への使用は控えたほうがよさそうに思われます。 特に安物のスイッチング電源には注意が必要です。よって私はこれを専ら発泡スチロールカッターの電源に使っています。 縦軸 ５mv/Div　　　　Ｐｌｏｂｅ　：　×１

Ｎｏ．		横軸　／Ｄｉｖ	10μs	０．２μs（部分拡大）
１	シリーズ 　トランス式 　DIAMOND　 　GS-1000 　10A
２	シリーズ 　トランス式 　DAIWA 　PS-304 　30A
３	シリーズ 　トランス式 　DAIWA　 　RS-300　n=1 　30A
４	シリーズ 　トランス式 　DAIWA　 　RS-300 n=2 　30A
５	スイッチング式 　made in C 　安価一般用 　S-250-12 　21A
６	スイッチング式 　made in C 　安価一般用 　S-400-12 　33A
７	A/Cアダプター 　秋月 　STD-1205　 　5A
８	A/Cアダプター 　大型 　made in C 　D12-6-P　 　1.5A
９	A/Cアダプター 　DIAMOND 　受信アンプ 　DMAX40用
１０	A/Cアダプター 　東芝 　NOTE 　PC用 　5Ａ

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