尾 道
の
ONOMICHI
6
春
2003-04-06
瀬戸の海に迫る尾道の町の急で狭い坂道には、たくさんの民家や寺社が立ち並ぶ。塩の香りを一杯に漂わせながら古い町並みが続く。
坂道の狭い路地を北に進むと、道端の民家の庭先には、名も知らぬ草花が咲き、板塀の角を曲がると、そこには日和の石畳に子猫が気持ちよさそうに横たわっていた。
坂道の途中には粋な茶店があって一休みはいかがと旅人を誘う。
さわやかな風と、お茶とお団子が足の疲れを快く癒してくれる。
店を出て更に歩みを進めると、うっすらと汗を額に感じる。多くの詩人を育んだ文学の小路をくぐり抜けたら、もう眼下には瀬戸の海が爽やかに広がる。
古い尾道の町並みには春の潮風が一番似合う。
坂 道
路地の茶店
天寧寺と桜
ロープウェイ
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