　　　　　　　　HF　ＡＬＬ　ＢＡＮＤ　ロングワイヤーアンテナ　
　　　　　　　　のアース本数を追加し、長さを微調整した　　　　　　　　　　　2004-5-16

このロングワイヤーのＡＴＵアースは１６．５ｍ×２本と１８．１ｍ×１本でも、ほぼ安定した運用は可能でしたが、もっとアース線の本数

を増やしたり、アース線の長さを微調整した場合の影響を確かめることにしました

　元々のアース線は
　　　①　１６．４ｍ　×２本
　　　　　　１８．１ｍ　×１本
　　　　　　でした　　　　　　　　　（合計３本）

　試しに
　　　②　１６．４ｍと１８．１ｍのアース線を各
　　　　　　２本づつ増やす
　　　　　　これで
　　　　　　１６．４ｍ　×４本
　　　　　　１８．１ｍ　×３本　　　（合計７本）

　　　③　１６．５５ｍと１８．１ｍのアース線を
　　　　　　各２本づつ増やす
　　　　　　これで
　　　　　　１６．４ｍ　×２本
　　　　　　１６．５５ｍ×２本
　　　　　　１８．１ｍ　×３本　　　（合計７本）

　　僅かなアース長の違いでどの程度ＳＷＲ
　　が変化するのか調査しました

ＡＴＵによってチューニングした場合の
変更前後のＳＷＲの数字（100W運用時）

周波数	ﾜｲﾔｰ長ｍ	元の状態 ①	アース追加 ②	アース追加 ③
3.510	26.5	１．１	１．１	１．１
7.007	26.5	１．５	１．５	１．１
10.12	26.5	２．１	１．７	１．４
14.01	26.5	１．５	１．１	１．６
18.07	26.5	１．２	１．２	１．４
21.01	26.5	１．０	１．０	１．２
24.89	26.5	１．２	１．１	１．０
28.01	25.5	１．０	１．０	１．０

下に垂れているのがアース線です

　　　
　　　　アース本数を増やすことで、ＳＷＲが僅かですが低下しました。　特に１０ＭＨＺ帯は同調する１８．１ｍのアース線が従来1本
　　　　だったものが３本に増えたため、顕著な効果がありました。
　　　　
　　　　また、アース線の長さを１６．４ｍから１６．５５ｍに僅か１５ｃｍ延長しただけで７ＭＨＺ帯と１０ＭＨＺ帯に大きなＳＷＲの変化が
　　　　ありました。

　　　　このように、アース線の長さと本数は、ＳＷＲに微妙な影響を与えることがわかりました。
　　

アースの位置を変えた場合は　こちら

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